主人公以外は異常です!(題名センスねぇ)
「だ.......ぶ?だい....ぶ?大丈夫???」
はっ!!俺は起きた。先ほどまでいた教室の机とは違い、とてもふかふかの真っ白なベッドで横たわっていたようだ。
僕はぼーっとしながら言う。
「保健室.......?」
「よくわかったね!そうだよ!」
「あぁそうなんだ。僕なんで?」
僕はなぜここ、保健室にいるのかを白馬にきいた。
「君急に倒れちゃったんだよ?覚えてない?」
僕はそうだそうだと思い出した。起きたばっかりで忘れてた。
「あ!入学式とかもう終わっちゃったんだ.......ごめんね?」
「いいよいいよ。白馬.....くんが謝ることないし」
僕は呼び捨てにするのはなんだか申し訳なかったため、取りあえずくんを付けて呼ぶことにした。
「そう?もう少し後にするように必死に頼んだんだけどなぁ.......ほんとにごめんね?あ!ちなみに僕のことは白馬じゃなくてハクって呼んで!白馬って名前恥ずかしいんだよねちょっと」
そう白馬......ハクは頬を少し赤らめてはにかんで言った。
っていうか僕が倒れた理由って確か何かに驚いて倒れたんだよね....?そうだよ。この人が神だとかそういう話だよ。
なんなのこの人ホントに神なの?
「ねぇ。ハクってさ。ホントに神なの.....?」
僕は苦笑いを浮かべつつ言った。
「あたり前でしょ~」
「うーん.........じゃあ神っぽいことしてみてよ...?願いかなえるとか」
そういうとハクはううむと唸ったあと、ニコっとして言った。
「いいよ!でもここでは能力が制限されちゃってるから変身するぐらいしかできないけど.....いい?」
なんだ?マジックでもやるのかな?まぁいい。
「やってみて?」
「もちろん!」
そういったハクは手を合わせて目を瞑って大声を出した。
「ゆうとになる!!!!」
すると目の前には僕がいた。いた!?!?なんで!?!?すごくない!?!?マジックってこんな進化してんの???え?うそじゃーん・・・・??
「やぁ!僕ゆうと!よろしくなっ!どう?似てる???」
口調以外はな。と言おうと思ったが声と外見がここまで同じだと似てるというしかなかった。
僕が似てるよ。というとハクは笑顔でそっか!よかった~と言った。そうするとハクは元の姿に戻って、そうだ‼と思い出したように「みんなが教室でゆうとのこと待ってるよ!」と言って僕の手を引きベットから起こしそのまま教室へと手を引いていった。
思ったよりもハクの力は強くて僕はなんだかこの人を信じようという気持ちになった。